風の谷のナウシカを読む

風の谷のナウシカは1984年に劇場公開され大ヒットした宮崎駿監督によるアニメーション映画と1982年からアニメージュで連載されていた宮崎駿氏の原作による長編漫画があります。映画版ナウシカは原作漫画の序盤のエピソードのひとつをまとめたものであり、原作漫画を読まずして風の谷のナウシカを語ることは出来ません。このサイトでは「風の谷のナウシカ」を深く読み解いていますので、ぜひ参考にして下さい。
なお、本サイトに記載されている「風の谷のナウシカ」に関する記述はあくまで個人的な解釈であり、映画を含む作品のイメージを壊したくない方は読まないことをお勧めします。本サイトを閲覧することで生じるいかなる事故や問題、被害についても当方は一切責任を負いかねます。また、ジブリ作品の著作権をもつ企業とは一切関係ありません。

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風の谷のナウシカは宮崎駿氏の頂点に君臨する作品

「風の谷のナウシカ」と言えば、1984年に原作者である宮崎駿氏によって映画化された劇場作品を思い出す人が多いのではないでしょうか?しかし、劇場公開された映画版「風の谷のナウシカ」は、原作となる漫画版「風の谷のナウシカ」の、ほんの一部のエピソードを2時間足らずの時間枠のなかに、無理やり押し込んだもので、原作漫画に描かれた本来の作品テーマとは、大きく異なるものです。

宮崎駿氏の作品は数多くありますが、その思想的なテーマは、漫画版「風の谷のナウシカ」に集約されており、いまだに、これを超える作品はないと思っています。宮崎駿氏は、漫画版「風の谷のナウシカ」で行き着くところまで行ってしまっています。

行き着いた先にあるものは、人間の存在、宇宙創生の秘密を解明しようとした、すべての科学者、哲学者、芸術家たちが直面するであろう、永遠に解けない「謎」です。人間の最も美しい姿として描かれたナウシカは、その謎に対峙したときに、戦い、破壊することで解決します。そのときのナウシカの姿を“狂っている”と批評する人もいますが、宮崎駿氏は明らかにひとつの答えを出していると思います。

当サイトでは宮崎駿氏が「風の谷のナウシカ」という作品を通して表現しようとしたことを、独自の視点で解明していきたいと思います。

女性が世界を救う

風の谷のナウシカの舞台は、巨大産業文明が「火の七日間」と呼ばれる最終戦争によって滅びてから1000年後の世界。地上の大半は腐海と呼ばれる瘴気が充満する森に侵食され、生き残った人類の生存を脅かしています。そして、この物語の主人公が、風に谷に住む少女ナウシカ。ナウシカは風の流れを読んで、空を自由に飛ぶことができるのです。
空を飛ぶ女性というと「魔女」を思い出す方も多いと思います。空を飛ぶ主人公と言えば圧倒的に<男>が多いなかで、宮崎駿氏はなぜ、あえてナウシカという少女を主人公に選んだのでしょうか?

そもそも巨大産業文明を作ったのは<男性>であり、その世界を支配し続けたのも、おそらくは<男性>、しかも、すでに1000年が過ぎたというのに<男性>たちは成す術を知らない。腐海の森は侵食を続け、人類はマスクなしでは生きることさえできない。つまり、危機的状況を救うことが出来るのは<男性>ではなく<女性>なのです。

それは風の谷にも象徴的に描かれています。風の谷は「海の風」と「谷」のおかげで瘴気の毒から守られています。海も谷も<女性>をイメージするものであり、人々は<女性>によって守られているということです。そして、ナウシカは地上に生き残った全ての人類の救世主としての役割を与えられた存在なのです。

ナウシカは絶対的な愛の存在

ナウシカには人類の救世主としての特別な能力が与えられています。まず、ナウシカは「風」と共にある存在です。この風という自然の力を操り自由に空を飛ぶことができ、腐海に住む王蟲や蟲たちと言葉を交わせる能力があります。世界を支配している<男性>たちが絶対的な力で自然をも支配しようとすることに対し、<女性>であるナウシカは、自然と共生することのできる能力を持っているということです。

さらに、ナウシカは可愛らしい美少女で誰からも愛されています。ナウシカは「愛」の権化であり、「愛」から逸脱することを許されない存在です。これは、視点を変えれば、ナウシカは人間の格好をした人間ではないもの。つまり、「愛」を絶対とするものによって作られた人工的な存在とも考えられます。
絶対的な愛を持つには、深い「悲しみ」や「恨み」「憎悪」を知らなくてはならない。そのため、ナウシカは自分のうちに激しい憎悪や怒りを抱え込んでいます。実際にナウシカは腐海一の剣士であるユパの弟子でもあり、はるかに戦闘的な魂を持った少女です。

ナウシカの激しい怒りや憎悪は、「愛」ゆえのものであり、腐海に覆われた世界に、新しい人類社会の再建を心から願っている少女なのです。

ナウシカの能力

ナウシカの人並みはずれた能力とは一体どうのような意味があるのでしょうか?
まずナウシカは腐海の秘密を知っています。有毒の瘴気を発する巨大な森は、自らの内に毒を取り込み、それを浄化しようとしていたのです。つまり、腐海の守り神である王蟲は、人類が「火の七日間」と呼ばれる戦争によって汚した大地を浄化し再生させるという聖なる使命をもった存在です。人類は瘴気を発する腐海に入ることを恐れて、そこに近づくことを禁じていました。しかし、ナウシカはあえて禁じられた腐海に入り、細菌の胞子を集めて人工的に腐海を栽培することで「きれいな水と空気のなかで育てれば毒を発しない」ことを発見します。王蟲は腐海の底にある清浄な水の中で暮らしています。ナウシカはその王蟲と強力して、有毒物質で汚れた地上の世界の浄化と再生を進めようとするのです。

つまりナウシカに与えられている超人的な能力は、人類の救世主としての計り知れない使命を背負っているのです。そして、ナウシカはどんな苦境に立たされても、そこから脱出します。
ようするに、ナウシカは不死身なのです。それも単に英雄的な存在として不死身というわけではなく、「死んでも死なない存在」であり、永遠の命を授けられた存在なのです。

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映画版 風の谷のナウシカ

女性が世界を救う ナウシカは絶対的な愛の存在 ナウシカの能力 風の谷のナウシカ 都市伝説

漫画版 風の谷のナウシカ

風の谷のナウシカは宮崎駿氏の頂点に君臨する作品


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風の谷のナウシカは宮崎駿氏の頂点に君臨する作品

「風の谷のナウシカ」と言えば、1984年に原作者である宮崎駿氏によって映画化された劇場作品を思い出す人が多いのではないでしょうか?しかし、劇場公開された映画版「風の谷のナウシカ」は、原作となる漫画版「風の谷のナウシカ」の、ほんの一部のエピソードを2時間足らずの時間枠のなかに、無理やり押し込んだもので、原作漫画に描かれた本来の作品テーマとは、大きく異なるものです。

宮崎駿氏の作品は数多くありますが、その思想的なテーマは、漫画版「風の谷のナウシカ」に集約されており、いまだに、これを超える作品はないと思っています。宮崎駿氏は、漫画版「風の谷のナウシカ」で行き着くところまで行ってしまっています。

行き着いた先にあるものは、人間の存在、宇宙創生の秘密を解明しようとした、すべての科学者、哲学者、芸術家たちが直面するであろう、永遠に解けない「謎」です。人間の最も美しい姿として描かれたナウシカは、その謎に対峙したときに、戦い、破壊することで解決します。そのときのナウシカの姿を“狂っている”と批評する人もいますが、宮崎駿氏は明らかにひとつの答えを出していると思います。

当サイトでは宮崎駿氏が「風の谷のナウシカ」という作品を通して表現しようとしたことを、独自の視点で解明していきたいと思います。

風の谷のナウシカは1984年に劇場公開され大ヒットした宮崎駿監督によるアニメーション映画と1982年からアニメージュで連載されていた宮崎駿氏の原作による長編漫画があります。映画版ナウシカは原作漫画の序盤のエピソードのひとつをまとめたものであり、原作漫画を読まずして風の谷のナウシカを語ることは出来ません。このサイトでは「風の谷のナウシカ」を深く読み解いていますので、ぜひ参考にして下さい。
なお、本サイトに記載されている「風の谷のナウシカ」に関する記述はあくまで個人的な解釈であり、映画を含む作品のイメージを壊したくない方は読まないことをお勧めします。本サイトを閲覧することで生じるいかなる事故や問題、被害についても当方は一切責任を負いかねます。また、ジブリ作品の著作権をもつ企業とは一切関係ありません。


風の谷のナウシカを読む Pick Up!

風の谷のナウシカの舞台は、巨大産業文明が「火の七日間」と呼ばれる最終戦争によって滅びてから1000年後の世界。地上の大半は腐海と呼ばれる瘴気が充満する森に侵食され、生き残った人類の生存を脅かしています。そして、この物語の主人公が、風に谷に住む少女ナウシカ。ナウシカは風の流れを読んで、空を自由に飛ぶことができるのです。
空を飛ぶ女性というと「魔女」を思い出す方も多いと思います。空を飛ぶ主人公と言えば圧倒的に<男>が多いなかで、宮崎駿氏はなぜ、あえてナウシカという少女を主人公に選んだのでしょうか?

そもそも巨大産業文明を作ったのは<男性>であり、その世界を支配し続けたのも、おそらくは<男性>、しかも、すでに1000年が過ぎたというのに<男性>たちは成す術を知らない。腐海の森は侵食を続け、人類はマスクなしでは生きることさえできない。つまり、危機的状況を救うことが出来るのは<男性>ではなく<女性>なのです。

それは風の谷にも象徴的に描かれています。風の谷は「海の風」と「谷」のおかげで瘴気の毒から守られています。海も谷も<女性>をイメージするものであり、人々は<女性>によって守られているということです。そして、ナウシカは地上に生き残った全ての人類の救世主としての役割を与えられた存在なのです。

ナウシカには人類の救世主としての特別な能力が与えられています。まず、ナウシカは「風」と共にある存在です。この風という自然の力を操り自由に空を飛ぶことができ、腐海に住む王蟲や蟲たちと言葉を交わせる能力があります。世界を支配している<男性>たちが絶対的な力で自然をも支配しようとすることに対し、<女性>であるナウシカは、自然と共生することのできる能力を持っているということです。

さらに、ナウシカは可愛らしい美少女で誰からも愛されています。ナウシカは「愛」の権化であり、「愛」から逸脱することを許されない存在です。これは、視点を変えれば、ナウシカは人間の格好をした人間ではないもの。つまり、「愛」を絶対とするものによって作られた人工的な存在とも考えられます。
絶対的な愛を持つには、深い「悲しみ」や「恨み」「憎悪」を知らなくてはならない。そのため、ナウシカは自分のうちに激しい憎悪や怒りを抱え込んでいます。実際にナウシカは腐海一の剣士であるユパの弟子でもあり、はるかに戦闘的な魂を持った少女です。

ナウシカの激しい怒りや憎悪は、「愛」ゆえのものであり、腐海に覆われた世界に、新しい人類社会の再建を心から願っている少女なのです。

ナウシカの人並みはずれた能力とは一体どうのような意味があるのでしょうか?
まずナウシカは腐海の秘密を知っています。有毒の瘴気を発する巨大な森は、自らの内に毒を取り込み、それを浄化しようとしていたのです。つまり、腐海の守り神である王蟲は、人類が「火の七日間」と呼ばれる戦争によって汚した大地を浄化し再生させるという聖なる使命をもった存在です。人類は瘴気を発する腐海に入ることを恐れて、そこに近づくことを禁じていました。しかし、ナウシカはあえて禁じられた腐海に入り、細菌の胞子を集めて人工的に腐海を栽培することで「きれいな水と空気のなかで育てれば毒を発しない」ことを発見します。王蟲は腐海の底にある清浄な水の中で暮らしています。ナウシカはその王蟲と強力して、有毒物質で汚れた地上の世界の浄化と再生を進めようとするのです。

つまりナウシカに与えられている超人的な能力は、人類の救世主としての計り知れない使命を背負っているのです。そして、ナウシカはどんな苦境に立たされても、そこから脱出します。
ようするに、ナウシカは不死身なのです。それも単に英雄的な存在として不死身というわけではなく、「死んでも死なない存在」であり、永遠の命を授けられた存在なのです。

「風の谷のナウシカ」は火星を舞台にしたアニメーションという都市伝説があります。火星といえばNASAが公開している写真のなかに、ピラミッドのような建造物が確認できたり、水路のようなものがあったりと、かつて火星に生物が存在していたのではないかと思われる形跡がいくつもあり、かつて人類は火星で暮らしていたという都市伝説まで生まれています。そして、火星は地球の重力の1/3しかありません。つまり「風の谷のナウシカ」で登場する「風使い」は火星の重力であれば可能と考えられるのです。そして劇中では腐海(ふかい)に覆われて人間の暮らす場所がどんどん無くなっていますが、同じように火星では、戦争によって砂漠化が進み、人類が住めなくなってしまったというのです。つまり、人類がかつて暮らしていた火星の記憶から生まれた物語が「風の谷のナウシカ」であり、ナウシカの舞台は火星だったと考えられているのです。
公開されている火星の写真のなかに有名な「火星の人面岩」があります。皆さんのなかにも見たことがある方が多いのではないでしょうか?実は、その人面岩をアップにしていくと、人間の顔とライオンの顔に分かれるそうです。人間とライオンの融合したものといえば地球上にもありますね!そうです!スフィンクスです。火星にもスフィンクスがあったのです。もしかすると人類は本当にかつて火星に暮らしていたのかもしれませんね。


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